投稿日：2024年08月16日

インプラント治療のメリット・デメリット

こんにちは、一宮市浅井町の歯医者『にじいろ歯科』です。

人は、虫歯、歯周病、外傷、歯の破折などさまざまな原因で歯を失います。歯を失った場合には、何かで補わなければなりません。

では、どのように補うのか？その選択の一つとして、『インプラント治療』があります。

歯科治療のインプラントとは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯（クラウン）を装着する治療法です。

インプラントは、見た目が自然です。食事をする感覚も天然の歯に近いものが得られるため、歯を失った場合の治療法として広く利用されています。

にじいろ歯科のインプラント治療について（←こちらをクリックして下さい）

インプラント治療の流れについて

①インプラント体の埋入

チタンなどの生体適合性の高い素材で作られた人工歯根（インプラント体）を、手術で顎骨に埋め込みます。このインプラント体は、時間をかけて骨と結合します。

②インプラント体と骨との結合期間（３～６か月）

インプラント体のチタンが骨としっかり結合するまで（オッセオインテグレーション）、数ヶ月間の治癒期間があります。インプラントの種類にもよりますが、一般的には、下顎は３か月、上顎は下顎より骨の密度が薄いため、６か月ほどかかります。特にインプラント体を埋入した最初の一ヶ月経過した頃が、一番固定が弱くなる時期なので日常生活で食事などには気を付けてください。

③２次手術＆ヒーリングキャップの装着

インプラント体が骨と結合した後、２次手術と言われる、歯ぐきの中に埋まっているインプラントの上に「アバットメント」と呼ばれる連結部品を装着するために、切開剥離を行い、傷口の治癒を待つため、ヒーリングキャップを付けます。

④上部構造（人工歯）の光学スキャン、又は型採り

アバットメントの上に装着する人工歯を作るため、光学スキャナーで口腔内をスキャンしたり、歯型を採ったりして上部構造の作成を行います。

⑤人工歯の装着

最後に、アバットメントの上に人工歯（クラウン）を装着します。この人工歯は周囲の歯と調和するように作られ、見た目も機能も天然の歯に近いものになります。装着方法はスクリュー固定とセメント固定する方法の２種類があります。

それでは、インプラント治療のメリット、デメリット、リスクについても詳しくお伝えしていきます。

インプラント治療のメリットは多くあります

見た目が自然

インプラントは歯茎から見える部分が天然の歯とほとんど見分けがつかないため、美しい仕上がりが期待できます。

安定性と耐久性

顎骨に固定されるため、義歯やブリッジに比べて非常に安定しており、長期間使用することができます。

咀嚼機能の回復

天然の歯と同様の力で咀嚼が可能になるため、食生活の質を向上させます。

周囲の歯に影響が少ない

ブリッジとは異なり、隣接する健康な歯を削る必要がありません。

残っている歯を大切にして将来に多くの歯を残したい方に、にじいろ歯科ではインプラント治療をおすすめしています。

次に、インプラント治療のデメリット、リスクについてお伝えします。

インプラント治療が良い治療方法とわかっても、デメリットやリスクも理解した上で考えなくてはなりません。

負担軽減、安全性の高いインプラント治療をしています

手術が必要

外科的手術が必要であり、手術後の回復期間も考慮しなければなりません。

費用面

他の治療法に比べて費用が高くなることが多いです。

詳しい費用については、こちらをクリックしてご覧ください。

骨の状態が重要

インプラントを埋め込むためには、十分な量と質の骨が必要です。骨が不足している場合は、骨移植が必要になることもあります。

感染リスク

手術のため、感染のリスクがあります。術後のケアが重要です。

ともあれ、にじいろ歯科では患者様の負担を軽減し、安全性の高いインプラント治療を行っています。

歯科用CTとサージカルガイドで正確で安全

①歯科用ＣＴを導入し、細部を三次元的に解析

三次元的に骨の状態や歯の位置を再現します。通常のレントゲンだけではわかりづらい骨の幅や厚み、奥行き、神経の位置をより正確に把握することが可能です。
より細かな解析で、綿密な手術時のシミュレーションを行いやすくなります。

患者様への心身的な負担が軽減でき、安全性の面からも歯科用のCTはなくてはならない存在といえるでしょう。

②腫れと痛みを最大限抑えるための治療

当院では、手術時の麻酔薬に”電動注射器”も採用しています。注入をコンピューターで調整することが可能です。麻酔の注射自体に不安を抱く患者様の気持ちを緩和することができます。また、希望される方には口腔外科麻酔科医による手術中の”静脈内鎮静法”も導入しています。

③安全性を第一としたサージカルガイドの活用

より安全性を追求するために”サージカルガイド”を導入しております。
サージカルガイドとはCTで設計した位置と全く同じ位置にインプラントを埋入する際にインプラントの埋入位置、角度、深さを確実に行うための補助装置です。

さらに一般的なサージカルガイドよりも進化した『エールガイド』を導入しております。
一層精密で、より正確でズレもほとんどありません。

さらに詳しい当院のインプラント治療についてはこちらから。（クリックして下さい）

インプラント治療のまとめ

インプラント治療は、失った歯を補うための非常に効果的な方法であり、見た目や機能を天然の歯に近づけることができます。

治療後も、当院では定期的なメンテナンスをおすすめしています。
インプラント自体が歯周病や虫歯になることはまずありません。ですが、場合によっては”インプラント周囲炎”を引き起こす恐れがあります。進行すると、最悪のケースではインプラントを取り除かなければなりません。定期的にお越しいただき、トラブル無くお過ごしいただけるようにしています。