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遺伝が影響を及ぼす病気が存在します。さらに、多くの生活習慣病は生活習慣によって発症するかどうかが決まりますが、遺伝的要因も関与しているとされています。
今回は、歯周病における遺伝の関わりについてお話しいたします。
歯周病は遺伝的な病気であるのかという疑問についてですが、歯周病そのものが遺伝するわけではありません。しかし、遺伝的な要因が全く関与しないわけではなく、歯周病にかかりやすい体質や傾向には遺伝が影響していると考えられています。
具体的には、歯周病を引き起こす細菌に対する抵抗力や唾液の特性、さらには歯並びなどが遺伝的要因に関連しています。
とはいえ、歯周病は生活習慣病の一種でもあるため、たとえ遺伝的に歯周病にかかりやすい素因を持つ人であっても、適切な口腔ケアや健康的な食生活、生活習慣を維持することで、歯周病を予防することが可能です。
歯周病には実際に多様な種類が存在します。一般的に多くの人々が罹患するのは慢性歯周炎と呼ばれるもので、全体の約90%を占めています。この慢性歯周炎は、歯の周囲に蓄積されたプラークが主な原因であり、口腔ケアが不十分な場合に発症することが多いです。通常、30代頃から症状が現れ、数十年にわたって徐々に進行しますが、適切な治療を受け、生活習慣を見直すことでその進行を抑えることが可能です。
一方で、稀なタイプの歯周病には遺伝的要因が強く影響するものも存在します。これに該当する歯周病の種類については、以下のようなものがあります。
若年性歯周炎として知られるこの病状は、主に10代から発症し、40歳を超える頃には急速に歯の喪失が進行することが特徴です。このタイプの歯周炎は、プラークや歯石の蓄積が見られない場合でも進行するという特異な性質を持っています。
成人期に発症しますが、進行が遅い成人型歯周炎とは異なり、非常に急速に進行することが特徴です。
非常に珍しいタイプの歯周病であり、免疫機能に異常が生じる遺伝性疾患(ダウン症候群、好中球減少症、パピヨン・ルフェーブル症候群など)に関連しています。
日本人の約30%が歯周病にかかりやすい遺伝的要因を持つとされています。しかし、これは必ずしも歯周病になることを意味するわけではありません。歯周病は遺伝だけでなく、食生活や生活習慣の影響も大きいため、リスクを高める習慣を改善することで予防が可能です。
遺伝的要因が強い歯周病については、両親が早期に歯周病を患った場合、自身もリスクが高い可能性があります。そのため、若いうちから定期的に歯科での検診やメンテナンスを受けることが推奨されます。また、通常の治療で改善が見られない場合は、早期に歯周病専門医の診療を受けることが重要です。
にじいろ歯科 院長
歯科医師 澤田繁季
・日本顎咬合学会 かみ合わせ認定医
・日本口腔インプラント学会 専修医
・国際口腔インプラント学会 認定医
・日本糖尿病協会 登録歯科医
〒491-0105
一宮市浅井町大日々野如来堂1545
にじいろ歯科/矯正歯科 一宮市の 歯科医院です。 歯科・矯正歯科・小児歯科・審美歯科・インプラント・ インビザライン・ホワイトニング 江南市、稲沢市、各務ヶ原市、岐阜市からも通いやすい歯医者です。
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