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こんにちは、一宮市浅井町『にじいろ歯科』です。
妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症する糖尿病のことです。妊娠前には糖尿病でなかった女性が、妊娠中に血糖値が異常に高くなることで診断されます。これは、妊娠によるホルモンの変化が原因で、インスリン(血糖を下げるホルモン)の働きが低下するために起こります。
妊娠糖尿病は全身の健康に影響を与えるだけでなく、口腔環境にも影響を及ぼします。特に、歯周病との関連が深く、妊娠糖尿病があると歯周病のリスクが高まり、逆に歯周病が妊娠糖尿病を悪化させる可能性も指摘されています。
【目次】
妊娠中は胎盤から分泌されるホルモン(ヒト胎盤性ラクトーゲンやプロゲステロンなど)がインスリンの働きを弱めるため、血糖値が上がりやすくなります。通常、膵臓(すいぞう)がインスリンを多く分泌して血糖を調整しますが、十分な量を分泌できない場合、妊娠糖尿病になります。
また、以下のような要因があると妊娠糖尿病になりやすくなります。
・35歳以上の高齢妊娠
・肥満(BMI 25以上)
・家族に糖尿病患者がいる(遺伝的要因)
・過去の妊娠で妊娠糖尿病になったことがある
・巨大児(出生体重4000g以上)を出産した経験がある
妊娠糖尿病は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、妊婦健診での血糖検査が重要になります。
ただし、重症化すると以下のような症状が出ることもあります。
・異常に喉が渇く
・頻尿になる
・疲れやすい
妊娠糖尿病になると、血糖値が高くなることで以下のような口腔トラブルが起こりやすくなります。
・妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります(妊娠性歯肉炎)。
・血糖値が高いと細菌が繁殖しやすく、歯周病が進行しやすくなる。
・妊娠糖尿病の妊婦は、そうでない妊婦よりも歯周病のリスクが高いとされています。
近年、歯周病と全身の様々な関与がわかってきました。これは歯周病による炎症が血流を介して全身に波及するために起こるとされています。ですが中でも妊娠している女性が歯周病に罹患している場合、低体重児および早産のリスクが高くなることが指摘され ております
・妊娠糖尿病では、血糖値の上昇により唾液の分泌量が減ることがあります。
・唾液が少ないと、虫歯や口臭のリスクが増加。
高血糖の状態が続くと免疫機能が低下し、口内炎やカンジダ症(口腔カンジダ症)になりやすくなる。
歯周病により、歯ぐきの炎症が全身に影響を与え、インスリンの働きを低下させることが分かっています。
・歯周病の炎症物質(サイトカイン)が血糖値を上げる
・インスリンの働きを妨げ、妊娠糖尿病を悪化させる可能性がある
つまり、妊娠糖尿病の管理には、歯周病の予防・治療も重要になります。
妊娠糖尿病を放置すると、赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性があります。
・巨大児→ 出産時のリスクが高まる
・低血糖症(出生後に血糖値が急激に下がる)
・将来的に肥満や糖尿病のリスクが高まる
妊娠中の口腔内を清潔に保つため、歯科健診を日頃から受けておくことをおすすめします。すでに妊娠中の方は、妊娠中期に入ってからの早目が良いです。歯周病は治療もできますし、予防も可能です。
お母さんが良い口腔環境にしておくことは、将来のお子様の虫歯予防にもつながります。安全なお産と赤ちゃんの健康のためにも、歯周病対策や口腔ケアを十分に行うようにしましょう。
にじいろ歯科 院長
歯科医師 澤田繁季
・日本顎咬合学会 かみ合わせ認定医
・日本口腔インプラント学会 専修医
・国際口腔インプラント学会 認定医
・日本糖尿病協会 登録歯科医
〒491-0105
一宮市浅井町大日々野如来堂1545
にじいろ歯科/矯正歯科 一宮市の 歯科医院です。 歯科・矯正歯科・小児歯科・審美歯科・インプラント・ インビザライン・ホワイトニング 江南市、稲沢市、各務ヶ原市、岐阜市からも通いやすい歯医者です。
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