妊娠中の赤ちゃんの歯の発育(マタニティ歯科)

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妊娠中の赤ちゃんの歯の発育(マタニティ歯科)

こんにちは、一宮市浅井町の『にじいろ歯科』です。にじいろ歯科では、マタニティ歯科にも力を入れています。

妊娠中、お腹の中の赤ちゃんの歯の形成はすでに始まっています。赤ちゃんの『乳歯(乳歯の芽)』は、妊娠約6週目から形成が始まり、その後、妊娠期を通してからだの各臓器の形成と同じく歯の形成もどんどん成長していきます。

今回は、お腹の中の赤ちゃんの歯の発育についてお伝えします。

乳歯の形成

妊娠67週目

この時期に赤ちゃんの歯の基盤となる乳歯の『歯胚(しはい)』が顎の骨の中で作られ始めます。歯胚とは、乳歯や永久歯が成長していくための「芽」のようなものです。

 

妊娠34ヶ月頃

歯胚が次第に固くなり、乳歯のエナメル質や象牙質といった歯の構造が少しずつ作られていきます。胎児の成長とともに続き、誕生後に実際に歯が萌出します(生えます)。

 

永久歯の形成

妊娠56ヶ月頃

永久歯の歯胚もこの時期から形成されます。つまり、胎児期において乳歯だけでなく、将来の永久歯の準備もすでに進んでいるのです。永久歯は、乳歯が抜けた後に生えてくるため、非常に長期にわたるプロセスです。

 

栄養と赤ちゃんの歯の発育

胎児の歯の発育に影響を与えるのは、母親の栄養状態です。妊娠中の栄養は、赤ちゃんの健康な歯の形成に大きな役割を果たします。主に摂取したい栄養素は以下です。

・カルシウム:歯の硬さや骨の成長に不可欠です。乳製品や小魚、豆類に多く含まれます。

・ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、歯や骨の強化に寄与します。日光浴や魚介類、卵黄に豊富です。

・リン:カルシウムと共に骨や歯を強化する役割があります。肉類やナッツ類、乳製品に含まれています。

・ビタミンA:エナメル質の健康を保ち、歯の発育を助けます。緑黄色野菜やレバーに多く含まれます。

・葉酸:細胞分裂やDNAの合成に必要なビタミンで、特に妊娠初期に重要です。緑葉野菜や豆類に豊富です。

 

出生後の歯の発育

赤ちゃんが生まれた後、最初の乳歯が生えるのは一般的に生後6ヶ月頃ですが、乳歯の成長には個人差があります。すでに胎内で形成された乳歯が、成長に伴い生え始めます。そのため、出産後も赤ちゃんの栄養や口腔ケアが大切です。

まとめ

赤ちゃんがお腹の中にいる期間の歯の形成は、妊娠初期から始まっています。母親の栄養状態や健康状態、薬の使用などが赤ちゃんの歯の発育に影響を与えるため、妊娠中の適切なケアと栄養摂取が重要です。

妊娠中、栄養バランスの良い食事を心がけることが、赤ちゃんの健康な歯の発育に繋がります。

妊婦健診、適切な時期に行う歯科治療もとても大切です。

 

マタニティ歯科についての過去のブログはこちらをクリック▶︎▶︎▶︎https://nijiiro-dc.com/matanity/

 

 

にじいろ歯科 院長

歯科医師 澤田繁季

・日本顎咬合学会 かみ合わせ認定医

・日本口腔インプラント学会 専修医

・国際口腔インプラント学会 認定医

・日本糖尿病協会 登録歯科医

 

 

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