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こんにちは、一宮市浅井町の歯医者
『にじいろ歯科』です。
MFT(Myofunctional Therapy)という言葉をご存知でしょうか?
MFTとは、口腔筋機能療法と言って、歯並びの周囲にあるお口周りの筋肉の機能を改善する訓練方法で、口腔内の筋肉とその機能に焦点を当てた訓練方法です。
言語、嚥下、呼吸、噛み合わせなどの口腔機能を改善し、口腔および顔面の正常な発達を促進するために、お子様の矯正歯科治療に欠かせない大切な訓練になります。矯正治療の装置と併用して行う、トレーニングになります。
口腔筋機能療法(MFT)について
①嚥下や発音の問題:正常な言語や嚥下の発達に必要な筋肉の適切な働きを促進し、適切な発音を行ったり、飲み込んだりできるように改善を行います。
②鼻呼吸からお口呼吸への転換:正常な成長と発達のためには鼻呼吸が重要です。口呼吸を改善し、鼻呼吸を促進する訓練を行います。
③正しい噛み合わせの確立:噛み合わせの問題がある場合、正しい噛み合わせを促進し、歯や顎の正常な成長を支援します。
④口唇や舌の筋肉のバランスの調整:適切な筋肉のバランスを保つことで、口腔内の機能と顔面の発達を促します。
矯正治療というと、矯正器具を用いて歯並びを改善するイメージを持たれる方が多いかと思います。
しかし、舌の位置や口腔周囲筋や唇の閉鎖力によって、歯並びは大きく変化してしまいます。
楽な姿勢の時の、舌の正しい位置は上顎の前歯の少し後ろに、舌の先端が付くのが理想的な位置と言われています。
その位置は『スポット』と呼ばれます。
今のお子様は、低位舌と呼ばれるお口の中で舌が下顎にぺったりついているお子様が非常に多いです。
その結果、上顎に舌が挙上されないことで、上顎が狭くなる→歯並びが悪くなるといったことも起こります。
よって、スポットに舌の先端を軽くつけるような正しい舌の位置(前過ぎても、後ろ過ぎても良くありません)を、MFTのレッスンによって獲得していくことがとても重要となります。
このレッスンを行うことで、上顎の成長を促進させて狭窄している、歯列を広げることもできます。
また、お口をぽかんとあいていたり、唇が富士山型だったり、舌を突出したりしているとその分歯並びに大きく影響してしまいます。
このように、鼻呼吸が出来ず、口呼吸ですとお口がぽかんとあいています。唇も富士山型に突き出ています。
この患者さんは、口呼吸で絶えず舌を突き出す癖がありました。その結果、開口となってしまいました。
このまま放置しておくと、成長とともに顎の骨もこのまま成長してしまい、手術でしか、将来かみ合わせを治すことが出来なくなってしまいます・・・
しかし、補助の矯正器具を使用しながら、唇を閉じるトレーニングと、舌を正しい位置に置くトレーニング行った結果、開口の歯並びが大きく変化しました。
舌を突き出す出す力を抑え、唇の閉鎖する力を鍛えることでこんなに歯にも影響があります。(約半年でこんなに変化!)
MFTでは、お口周りの色々な筋肉鍛えたり、舌を突き出してしまうような習癖を治す為の、様々な段階に応じたトレーニングがあります。
小児矯正やMFTについて気になる方は、お気軽にご相談下さい。
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